ペルー旅行6日目 チチカカ湖・ウロス島観光

旅行6日目はプーノのチチカカ湖・ウロス島観光です!
この日は湖に昇る朝日と共にお目覚め。私達が泊まっていたホテルは全面ガラス張りの窓から
ベットで毛布に包まりながらチチカカ湖の日の出が見られるのです!!
しかし、この日の出が私の運命を左右する事に・・・・。

前日の夜から朝日を楽しみにしていたのにちょっと寝坊してしまった私は、目を覚ました時に
ほんのり明るくなっていた空が目に入ってきて、思わずガバッと飛び起きてしまったのです。
プーノはクスコより1,000m以上高い位置にある街。クスコ以上に高山病に気をつけて
行動しなければいけないのに、ここにきて痛いミスを・・・。
勢いよく飛び起きたせいで、ひどい頭痛が始まりました・・(涙)うふふ・・・。
それでも朝日にはなんとか間に合って、写真沢山撮ってきましたぁ。
でもシャワーキャップかぶってメイクをしながら写真撮ってた私って・・・(怪)

* チチカカ湖の日の出@* * チチカカ湖の日の出A *
* チチカカ湖の日の出B * * チチカカ湖の日の出C *

日の出を堪能した後、激しい頭痛に悩まされながらもホテルで朝食を済ませ、薬を飲んで出発。
今日はホテルからボートに乗ってチチカカ湖に浮かぶトトラ(葦)の島、ウロス島を目指します。
ウロス島の前に・・プーノという街のお話をしておきましょう。

アンデス山脈のほぼ中央に位置するプーノは、チチカカ湖畔にある標高3,850m人口33万人の街。
この街にはケチュア族・アイマラ族などの純粋なインディヘナ人口が多く、
伝統的なフォルクローレ音楽の宝庫としても知られている。
気候は標高が高いだけに温度差が激しく、日中は日差しが強く暑いが夜になると急に冷え込み
厚手のジャケットやセーターが必要になってくる。

ペルーとボリビアをまたいで横たわるチチカカ湖は、世界一標高の高い場所にある湖
富士山より高い3,812mに位置しています。しかも広さが琵琶湖の約12倍!まるで海のようです。
その昔、インカの初代皇帝マンコカパックが妹のママ・オクリヨと共に天上からチチカカ湖に
降り立ったという伝説の残る、神秘的な雰囲気を漂わせる湖でもある。
また、マスやカラチなどの魚も多く捕れる場所です。
藻の沢山浮かんでいるチチカカ湖をモーターボートで30分ほど走ると、ウロス島が見えてくる。
ここはなんと、湖の上に葦を積み重ねて人工的に造った浮島で、大小合わせて40ほどある。
島に到着して降り立つと、足元がフカフカしていて面白かった。

* 朝日の降り注ぐウロス島 *

島の上にはこれまた葦で出来た家が沢山建てられ、なんと小学校や病院まで揃っている。
これらの様々な施設はフジモリ政権時代に建てたものだそうです。
ひとつの島には大体5〜10家族、大きい島だと48家族もの人々が生活している。
それらを全部あわせると2000人にもなるというので驚きです!よく沈まないな・・。
でもやはり、15日おきぐらいに葦を足していかないと沈んでしまうらしいです。

島に住む人々は私達のような外国人相手の観光収入と漁業で生活しています。
ウロス島には今や一日約千人もの観光客が訪れるそうで、島の人々は山岳に住む人々より
ずっとお金持ちだそうです。その上、水上生活には固定資産税がかからないのでさらにお得!
羨ましいっすねぇ・・・。

ここでは刺繍入りのクッションカバーを4枚、手作りブレスレットを9本まとめ買い。
これも値切りました〜。でも高山病で相当具合が悪かったのであまり買い物できなかった。
薬飲んだのに頭痛が激しくて、しばらく座り込んでしまいました・・・。(;_;)

* タペストリーに刺繍中の婦人 * * 民芸品を売る少女たち *

お買い物終了後、始めに降り立った島からお隣の島まで、葦で作った船で移動(有料1人2ドル)。
鳥だかドラゴンだかの形をした頭のくっついた葦舟2艘に分かれて全員乗り込んだ。
現地の方がのんびりと船を漕いで、約15分ほどかけて隣まで移動します。
朝の眩しい光の降り注ぐ静かなチチカカ湖で、オールを漕ぐ音だけが聞こえてくる。
この間もかなりの頭痛と吐き気に悩まされていましたが、気持ちの良いひとときでした☆
でも出来れば健康体で乗りたかったなぁ・・・。

* 快晴のチチカカ湖で葦舟に乗る * * ウロス島の男の子 *

葦舟に乗っている間、二度ほど島に向かう外国人が乗ったモーターボートが通ったのですが
なんたってこっちは葦舟。ボートの通った衝撃で揺れる揺れる!
みんな「来るぞ来るぞ〜!」といいながら舟にしがみついてました(笑)

お隣へ到着後、再び浮島へ降り立つ。ここでは可愛い子供が2人☆
葦で一人遊びを繰り広げていた男の子と恥ずかしそうに写真に一緒に写ってくれた女の子♪
女の子に日本から持ってきたハンドタオルとボールペンをあげたらとっても喜んでくれました!
自分の家の方へ持っていって父親らしき人に見せていたり、タオルを広げて眺めたり・・。
「ウロス島では写真を撮ったらアメをあげると喜ぶ」とずっと言われていましたが
歯磨きの習慣がない彼らにアメは悪影響を及ぼし、それはかなりの問題になっているというので
ボールペンやタオルなど、100円均一で売っているようなものが良いと思います。
でも、ある程度大きい子供には何をあげてもあんまり喜ばれないです・・。
なんたって結構お金持ちですからね。この島の人々は。

* 照れながらハイチーズ♪ *

9時頃には島を後にし、再びホテルへモーターボートで帰った。
ところで、ボート備え付けのトイレを使うように言われた私達。私はいかなかったけれど
このトイレ、湖の水をバケツでくみ、それを自分で流すという手動(?)トイレ!
もちろん流したものは湖の中へ・・・。
そしてそこで聞かされた驚きの事実。ウロス島の人は湖の水をそのまま飲むらしいのだ。
排泄物は魚が食べてくれる・・・と言ってもやっぱりこれは抵抗ありまくりだなぁ〜・・。

ホテル到着後、すぐにバスへ移動。ウマヨ湖のほとりにあるシルスタニ遺跡を目指す。
しか〜し!私の高山病はピークを迎え、遺跡観光を断念しバスに残る事に・・(T-T)
私以外にも前日から吐いてしまっていたおばあさんと、クスコからずっと体調の悪かった
おじさんがバスで寝ながら皆の帰りを待つことになりました。
ツアー中最年少の私と最年長のおばあさん。高山病は歳関係なくかかるという事が
これで証明されましたね(^^;)
あ〜でも本当悔しいなぁ・・・私も行きたかったっ!!(><)

☆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆

さ〜て皆が帰ってきてからはすぐに空港へ向かいます。今日は再びリマへ帰るのです。
フリアカの空港からアレキーパ経由でリマへ
この日のお昼は配られたお弁当。これを早めに到着した空港で自由に食べるという予定でした。
しかし!フリアカへ到着すると、もう飛行機が来ているというのです。
しかもあと私達が乗ればすぐ離陸するという。
お買い物をする時間もたっぷりあるはずだったのに、ほとんど時間は取れず、
行きのロスのように駆け足で飛行機に乗るハメに!
出発が遅れる事は日常茶飯事というか当たり前。そして予定より早く飛行機が準備できたら、
搭乗1時間前でもさっさと飛んでいってしまう。・・・これぞペルー流。恐ろしや。

高山病も飛行機に乗ってしまえば治る。機内は気圧の調節をしているからだ。
ドアが閉められ気圧調節されて少ししたら、ウソのようにスッキリ治ってしまいました。
リマに着いた時の気分ったらそれはもう爽快で爽快で♪酸素のありがたさを痛感しましたよ!
この酸素のありがたさは、体験してみないと分からないだろうなー。

ところでこの国内線、フリアカからアレキーパへ行く時一度もシートベルトサインが消えず
めっちゃ揺れました。距離も近いのできっとあまり高度を上げずに飛んでいたんでしょうけど。
ジャンボジェットであんな揺れるのは初めてですわ。やっぱりさすがペルー。
離陸・着陸の運転も荒い荒い。スピード出したまま急に曲がったりするし(爆)
きっともうどこの飛行機乗っても怖くないでしょう。私は(笑)慣れましたさ(笑)

* 天野博物館 *

まあなんとか3時間ほどでリマへ戻って来たわけです。
到着は午後3時すぎ頃。再びバスに乗り込み、まずは急遽予定に入ったスーパーへ。
さっきのフリアカでのお詫びのつもりであろう。足りないお土産などを皆買いあさる。
私も学校やサークルに持っていく用のお菓子を物色。とりあえずペルーっぽいものを買いました。
買い物後は天野博物館へ。
こちらは故天野芳太郎氏が長年にわたって自ら発掘・収集した土器・織物などを展示した博物館で
個人のコレクションとしてはペルー最大。古代インカ、プレインカのもの3万点が収蔵、
うち300点が公開されている。
見学は予約制で、日本人ガイドさんが詳しい説明をしながら収集品の紹介をしてくれる。
外見は本当に小さくて地味な建物なので、この博物館を知らない地元の人も多いようだが
とてもアットホームな、収集品への愛のこもった博物館って感じでした。
入場料も無料。入り口の売店で何か買ってくれたらありがたいです、というぐらい。

展示品はチャンカイ文明(紀元後1000〜1400年頃)のものを中心に、一風変わったものがズラリ。
写真撮影は禁止なので、お見せする事はできませんが、素晴らしい酒壺がありました。
酒を入れておくと味も良くなり、面白い細工で視覚も楽しませ、そして酒を注ぐと「ピー」という
キレイな音がする特殊な構造をした壺。遊び心いっぱいの土器に私達も楽しませて貰いました!
他にもクマが3匹手を繋いで踊っているような形の壺や魚や果物の形をしたものもありました。
また、普通だったら失敗作として壊してしまうような取っ手の位置がずれていたり、
歪んでいたりする土器を、「この世にたった一つの作品」として大切に扱っています。
チャンカイの人々の、自分の作品に対する愛情を感じましたね(^^)
またこの博物館には素晴らしい織物も沢山あり、その技術には驚かされます。

博物館見学を終え、初日にも泊まったリマ・ニューコルパックホテルへ向かう。
この日の夕食は久しぶりの日本食!天ぷらや味噌汁、漬物など。
高山病も治ってやっと食欲も出てきたので、久しぶりに沢山食べました☆
食後部屋に戻り、久しぶりに熱いお風呂に入り(高山では桶に入るのを禁止されていたので)
気持よく眠りについたのでした・・・。

しか〜〜し!この心地よい眠りはそう長くは続かなかったのです・・・・。

7日目に続く。


1日目 成田→リマ 2日目 リマ市内観光 3日目 クスコ市内観光
4日目 マチュピチュ遺跡観光 5日目 クスコ→プーノ高原列車 6日目 チチカカ湖・ウロス島観光
7日目 ナスカ遊覧飛行 8・9日目 リマ→成田 ペルーのお土産
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